Roll Sharing:役割分担



スポーツの現場には様々な立場の人間がいます。そのうちで選手が最も触れる業種の人は、コーチと、トレーナーでしょう。ストレングスコーチはトレーナーと呼ばれる事があります。しかし、ストレングスコーチの仕事はトレーナーとは明らかに違うものなのです。むしろアスレチックトレーナーと分業して、ストレングスコーチは真価を発揮します。

2007年の発表でJatiの伊藤良彦氏は以下のような図を使用してトレーナーとストレングスコーチの役割分担を示しました。


以下が
彼のコラムからの引用(リンク)です。

歯医者、眼医者、内科医に外科医、世間一般に"医者"と呼ばれる中にも、たくさんの種類があるように、スポーツの世界にも選手の体に携わる様々な種類のトレーナーが存在します。
 競技スポーツの世界で活躍する代表的な体の指揮官は、
Strength and Conditioning CoachAthletic Trainer。どちらのTrainerも選手の体をケアーするTeamにとっては大切なSpcialistですが、この人たちの違いって何なのでしょうか?


 選手のコンディション
Roll Sharing

 上の図が示すとおり、Athletic TrainerAT)のおもな仕事は、ケガに関する事項で、体を"おなす"ことがその中心。一方、Strength and Conditioning CoachSC)の仕事は体を"つくる"ことがその中心。それぞれが行っている仕事内容は違うにせよ、ATSCも選手の体の指揮官となり、様々なケアーを行い、よりよいPhysical Conditionを維持させ、安全なプレーと、より高いパフォーマンスが可能になるように支えていく、という共通の目的をもち仕事をします。2人の異なったエキスパートが目標達成に向け協力したとき、より質の高いプレーが生まれてくるわけです。
 アメリカやオーストラリア、そしてヨーロッパのスポーツ先進国で、素晴らしいスポーツ選手が誕生し、そして高度なパフォーマンスが次々に生まれていく背景には、
ATSC等の存在があげられます。彼らは、卓越した専門知識と質の高い技と経験を活かし、様々な角度から選手の体にアプローチをかけ、よりよい状態で選手の体を維持できるように努めます。だからこそ、海外のスポーツ先進諸国では、高い能力を長い間維持できるTOP ATHLETEが多く存在するのです。
 国内では、数年前まで専門的なくくりの考え方がなかったため、残念ながら役割分担がほとんどされていませんでした。様々なバックグラウンドをもった
Trainerが、選手の体を"なおす"ところから"つくる"ところまで全て行っていました。しかし、最近では、それぞれのエキスパートたちが役割分担をし、専門的な知識と経験を1人の選手に対して注入していくことが必要となり、たくさんのTeam Sportsが、Strength and Conditioning CoachAthletic Trainerをおくようになってきました。

以上


ここで、伊藤氏が述べているように一貫した方向性をもって、違う分担をすると言う点が非常に重要であると言えるでしょう。

スポーツにおける組織というのはまさに企業のそれによく似ています。

例えばメーカーにおいて、研究開発をしている部署が営業の事を全く知らなかったり、その逆があるとしましょう。良い製品は生まれないし、売れませんよね。ここでもお互いの仕事をしつつ、互いの事を自分で出来るくらいまで理解して仕事を進める事によって、円滑で効率的な運営が出来ると言えるでしょう。

こんな本もあります。
Douglas
アメフトコーチに学ぶ 勝ち続ける人の「習慣力」 (アスカビジネス) (単行本)
ダグラス カーク (), 西川 晴子 (), Douglas Kirk (原著)